Vineyards

福島県 新鶴地区

栽培家の情熱あふれるヴィンヤード

秋の長雨を克服した、栽培農家の行動

会津盆地の西側、日当たりのよい傾斜地に広がる「新鶴地区」。この地では、1976年から白ワイン用高級ブドウ品種「シャルドネ」の栽培が行われてきました。

地形はとても水はけのよい丘陵地。標高は200mと比較的低い平地ですが、盆地で内陸性気候のため、昼夜の寒暖差も大きく、良いブドウを栽培するには好条件。しかし、秋雨の量が多いため、健全に育ってきたブドウが一気に病害に襲われるなど、なかなか安定して質の良いブドウが収穫できないことが長年の課題でした。

「これが解決できなければ、新鶴地区でのシャルドネ栽培は断念をしなければならない……」という危機を感じていた時期に動き出したのは栽培農家のみなさんでした。自らの手で秋雨の被害を抑える独自の雨除け設備を設置。その結果、収穫されたブドウは糖度20度を超え、素晴らしいワインへと結実しました。以来、雨よけ施設はすべての畑へと広がり、質の高いブドウを産み出し続けています。

日本のファインワインの新たな産地へ

秋の長雨という課題を克服し、2001年には『シャトー・メルシャン』として初ヴィンテージ『新鶴シャルドネ2000』が誕生しました。

元来、ポテンシャルの高い環境を活かし、雨対策や収量制限、短梢剪定で栽植密度を高めるなど、『シャトー・メルシャン』の産地としての評価をさらに高めるために、栽培家の方々との挑戦と努力は今も続いています。「新鶴地区」は、日本のファインワインの新たな産地として、これからが大きく期待されています。

Vinyard Data

標高 200m
土壌 砂壌土
地形 傾斜
気候 内陸性・盆地
品種 シャルドネ(白)
仕立て型 棚式、一部垣根式
栽植密度 300(本/ha)
収穫量 17(t/ha)

Map