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シャトー・メルシャン 勝沼甲州 2008年
【産地】 山梨県甲州市勝沼町
【使用品種】 甲州
【栽培方法】 棚式
【収穫】

9月下旬〜10月初旬

【醗酵】 18-20℃ 約14日間
【育成】 ステンレスタンク 5ヶ月
【アルコール度数】 11.9%
【総酸度】 6.6g/L(酒石酸換算)
【生産量】

24000本(750ml)
7800本 (360ml)


【ヴィンテージ】
春先は低気圧や前線が通過し曇りや雨のぐずついた日が多かったため日照時間は少なく、気温も低めであったため、ブドウの萌芽は若干遅れた。GW中は高気圧に覆われて晴天日が続いたが、その後、強い寒気が南下し気温の変動が大きくなった。低気圧や前線の影響で曇りや雨の日が多く、月降水量は平年の倍であった(3つの台風が上陸)。 晴れた日の気温が高めに推移したため、ブドウの開花は平年より2〜3日早まったが、開花期は低温で推移したため、結実不良となり果粒は粗着(バラ房)傾向となった。梅雨期間中は湿度が高く、例年になく病気が多発した。梅雨明け後1週間は降雨なく高温乾燥状態が続いたが、8〜9月には午前中は晴れてうだるような暑さ、午後になると雲に覆われ大気の状態が不安定となり局地的な集中豪雨(ゲリラ雷雨)に見舞われた。猛暑日、真夏日日数は平年を上回ったものの1日を通して晴れた日が少なく「猛暑、残暑」の印象は薄かった。
栽培家は、収穫数量の減少や品質低下を抑えるため防除策に追われた一年であった。

【テイスティングコメント】
透き通るような、きれいに立ちのぼる香り。繊細で、グレープフルーツや梨の花、ライム、そして吟醸香に通じる岩清水的なイメージ。味わいは、フレッシュで心地よい軽快感があり、酸がキリッとして、塩味に似た感覚もある。ライムやレモンを搾って食べる山菜や白魚の天ぷらや、刺身やカルパッチョなどの生魚、野菜系のパスタにも。ランチや屋外での食事にも心地よさそう。


テイスター紹介
名越 康子(なごし やすこ)
鳥取県出身。
ワイン輸入会社勤務を経て、ワイン・ジャーナリストとして独立。
ワイン専門誌、ライフスタイル誌などで執筆活動を続ける。
2005年、同業かつパートナーでもある柳忠之氏とともに、シャンパーニュ騎士団より「シュヴァリエ」を叙任。夫婦同時叙任は世界初。
→HPはこちら

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