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シャトー・メルシャン ももいろメルロー 2007年
【産地】 長野県桔梗ヶ原地区 、山梨県
【使用品種】 メルロー 76% 、マスカット・ベリーA 24%
【栽培方法】 棚式(メルローには一部垣根式を含む)
【収穫】 マスカット・ベリーA 9月中旬、メルロー 10月上旬
【醗酵】 ステンレスタンク 18-20℃ 約17日間
【育成】 ステンレスタンク 3ヶ月
【アルコール度数】 12.9%
【総酸度】 5.5g/L
【残糖度】 3.7g/L
【生産量】 9,600本(750ml)、2,400本(360ml)
【瓶詰め日】 2008年2月8日(750ml)、13日(360ml)
【容量】 750ml/360ml

【ヴィンテージ】
長野県 開花前までは降水量が若干多かったが、6月以降は平年に比べ高温乾燥状態が続き、生育ステージは早めに推移した。7月は曇天日が続き生育は緩慢となったが、梅雨明け後の8月からは連日気温の高い日が続き、ヴェレーゾン始めは8月中旬で平年並みであった。残暑が長く続き高温障害による着色不良が心配されたが、収穫前に冷涼な気候となり、色づきが良く糖度の高いぶどうが収穫出来た。

山梨県 ゴールデンウィーク明けより気温も高く晴天に恵まれたため、遅れぎみであった生育も回復傾向となり、各品種とも開花は平年の3日遅れであった。梅雨入りは平年より6日遅れの6月14日であったが、前半は太平洋高気圧の影響で晴天日が続き、日照時間は長く降水量は少なかった。結実期まで近年にない良い状態で生育は進んだ。その後7月は曇天、大雨、低温と、栽培家は空を見上げては溜息をつく日が続いた。幸い果実がまだ若い頃であったので病気の発生は少なかった。梅雨明け後の8月以降は連日の暑さにより生育は順調に回復、残暑も9月中まで長く続いたが、生育ステージの遅れを若干取り戻せず、平年に比べて5日収穫を遅らせた。

【テイスティングコメント】
イチゴやチェリーなど果実の香り、フローラルな香り、キャンディに似たチャーミングな要素が、上品でしなやかに香る。味わいは、ほんのりと甘味を感じるくらいのきれいなバランスで、フレッシュ感に溢れた、軽快でチャーミングなワイン。冷やして、お弁当やランチのお供に、あるいはアペリティフにもおすすめ。セミドライトマト、オリーブ、グリッシーニ、チーズを乗せたクラッカー、野菜のハム巻きなど、小さなおつまみによく合いそう。(2008年9月)


テイスター紹介
名越 康子(なごし やすこ)
鳥取県出身。
ワイン輸入会社勤務を経て、ワイン・ジャーナリストとして独立。
ワイン専門誌、ライフスタイル誌などで執筆活動を続ける。
2005年、同業かつパートナーでもある柳忠之氏とともに、シャンパーニュ騎士団より「シュヴァリエ」を叙任。夫婦同時叙任は世界初。
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