シャトー・メルシャンを飲めるお店(首都圏地域版)シャトー・メルシャンを買えるお店オンラインショップ
 
【産地】 長野県桔梗ヶ原地区
【使用品種】 メルロー 100%
【栽培方法】 棚式
【平均樹齢】 22年
【植栽密度】 500本/ha
【平均収量】 12t/ha
【収穫】 10月上旬
【発酵】 28-30℃  14〜16日間
【育成】 小樽育成  17ヶ月 (新樽100%)
【アルコール度数】 12.3% 
【総酸度】 5.0g/L  
【残糖度】 2.0g/L以下 
【生産量】 8,102本
【瓶詰め日】 2003年8月27日
【容量】 750ml

【ヴィンテージ】
ぶどう樹の休眠期である1〜3月は例年になく厳しい低温傾向が続いた。厳しかった冬の寒さも、3月中旬以降は遠のき、気温は平年を上回るようになったものの、3月31日に降雪があり、その夜から4月1日の朝にかけて低温によるブドウ樹への凍害が発生した。ぶどうの萌芽・展葉期は冬季の影響で不揃いだった。しかし、桜の開花は平年より7日ほど早く、その後5月中旬までの気温は例年を上回った。梅雨入りは例年より2日早く、ぶどうの開花は5月末の天候不順により花振るいが認められたものの、その後気温がやや高めに推移したため、開花開始は例年より2〜3日早まった。入梅後、一時的に降雨はあったものの、7月1日は梅雨が明け、これは例年より19日早い記録となった。梅雨明け後は極端な高温となり、7月中旬の平均気温は平年を3度も上回る状況で推移した。また、ぶどうの硬核期(ベレーゾン期)まで、この間更に降雨量が少なく、旱魃気味で推移した。ブドウの硬核期(ベレーゾン期)開始について、山梨県内では例年より約3日早く、メルシャン城の平農場では例年より約4日、更に長野県の桔梗ケ原地域や北信地域では約1週間程度早いと記録された。硬核期後期を経て、ぶどう樹はいよいよ成熟期へと向かうわけだが、8月下旬から9月に入り、ブドウ樹は例年になく日較差のある日々を過ごし、ブドウ果は健全に、かつ約1週間程度早熟傾向を示した。この結果、特に赤ワインに用いられる着色黒系品種であるメルローや、カベルネ・ソーヴィニヨンまたベリーA等は、硬核期以降の着色状態が非常に良く、風味豊かで、味わいのある充実した果実の収穫がなされた。

【テイスティングコメント】
濃いルビー色で、縁はまだピンクがかっている。ロースト香、バニラ、チェリーやカシスなどの凝縮した果実、そしてインキーさとスパイシーな要素が加わり、なめし皮や土の香りも少々加わる。全体的にまだタイトさが残る、深みのある香り。しっかりとした果実味と酸がきれいにバランスし、芯が強く、タンニンは若干堅めながらとても細やか。まだまだこれから花開くワイン。スパイシーな鴨のローストやミラノ風カツレツが食べたくなる味。(2005年7月)


テイスター紹介
名越 康子(なごし やすこ)
鳥取県出身。
ワイン輸入会社勤務を経て、ワイン・ジャーナリストとして独立。
ワイン専門誌、ライフスタイル誌などで執筆活動を続ける。
2005年、同業かつパートナーでもある柳忠之氏とともに、シャンパーニュ騎士団より「シュヴァリエ」を叙任。夫婦同時叙任は世界初。
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